伝えたいこと


――卆寿の牧師から――

細見剛正

まえがき

 信仰の真理は、主イエス・キリストから使徒たちへ、使徒たちからその弟子たちへと伝えられ、今日に至っています。

 教会は「そして、多くの証人の面前でわたしから聞いたことを、ほかの人々にも教えることのできる忠実な人たちにゆだねなさい」(テモテ二2・2)との言葉に従って、その真理を継承してきました。

 私も、そのために召された者として、70年以上の牧会・伝道で学んだことをを、次の世代に「伝える」責任を感じています。

 ここにあるもののほとんどは、私が二〇〇五年に北米ホーリネス教団引退牧師となり、その年の一二月よりストージ長老教会で礼拝説教者として奉仕するようになってから、教会の月報に掲載したものです。随分以前に書いたものですが、少しなりとも、教会の真理継承における役割を果たすものとなりますなら、感謝に絶えません。

 これを読んでくださる方々からのご意見、ご感想をいただけますなら幸いです。

            二〇二四年ペンテコステ
                北米ホーリネス教団引退牧師
                    細  見  剛  正