USA Diary

July, 2011

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7月1日(金)夕食に招かれました。その家の近所の日系三世の方も見えていて、食後、戦中戦後のご苦労や、日本人観などを伺うことができ、有益な時を持つことができました。
7月2日(土)咳止めシロップを買うためひさしぶりに中国の食料品店に行きました。このシロップはびわのエキスを配合した香港製のもので、食品として売っているものですが、他のどの薬よりも効いたのを思い出して、なかなか咳が止まらない娘のために買い求めました。他にも似た成分のものが売っていましたが、中国語が読めないので、以前使ったことのあるものにしました。
7月3日(日)きょうの礼拝ではこの夏、ボランティア英語教師として C 国に行く人と、タイに宣教師として発つ家族のお話を伺い、励まされました。
7月4日(月)暑い日になるというので、午前中に買い物を済ませました。July 4th でも、日本の食料店をはじめ、ほとんどの店は開いており、不便はありませんでしたが、片付けておかなければならない仕事が多くあり、「休日」を楽しむことはできませんでした。
7月5日(火)きょうは娘をクリニックに連れていったり、頼まれていた書類の翻訳などもあり、とても忙しい日になりました。夜になってやっと、明日からの夏期修養会の準備をはじめました。
7月6日(水)夏期修養会のため、教会の祈り会は朝、夕とも休会となりました。そのかわり、夏期修養会では夜の集会のあと、グループで祈りあいました。三晩、同じグループで祈りあうことになります。
7月7日(木)今年の夏期修養会はロサンゼルスのホテルで行われました。朝食のあと、散歩しようと表に出ましたが、フリーウェーのガード下などはちょっと怖い雰囲気で、夜はとても歩きたくないなぁと思いました。空港の近くで自然に囲まれたホテルで、おまけにカンファレンス・ルームがたくさんあるところなどほとんどないでしょうから、やむを得ないのかもしれませんが、やはり、自然が欲しいと思いました。
7月8日(金)夏期修養会で、昨日と今朝、聖書講義を担当しました。当初の予定では短いお話をして、あとは質疑応答にするつもりだったのですが、カジュアルな雰囲気でしたので、ついつい長い話に話になってしまい、とても反省しています。しかし、講義のあと、わざわざ、「とても共感しました」と声をかけてくださる方もあり、うれしく思いました。
7月9日(土)夏期修養会が無事に終わりました。帰りは早い時間の飛行機をとったのですが、会場から空港へはすぐに行くことができ、余裕をもって飛行機を待つことができました。飛行機を待っている間に、盲人の方が航空会社の人に連れて来られました。私の近くの椅子に座ったので、声をかけ、ボーディングが始まったとき、プリ・ボーディングの列に連れていってあげることができました。目の不自由な方もこうしてひとりで旅行できるようになったのはうれしいことです。
7月10日(日)礼拝でのコロサイ人への手紙からの説教はなかなか先に進まないのですが、きょうはやっと、コロサイ人への手紙の後半、第3章に入りました。アドベントまでにはコロサイ人への手紙からの説教を終わるつもりですので、9月からの説教予定を立てはじめたいと思います。
7月11日(月)古くなったリードフェンスをヤードのごみに出したのですが、収集してもらえず、ごみ箱に「受け取れません」というメモがついていました。材料はリードそのもので、自然のもので、前回は受け取ってもらったのですが、今回はだめでした。それで短く刻んで、燃えるごみに出すことにしました。
7月12日(火)ゴミの収集は有料で、2ヶ月ごとに 63ドルをサンホゼ市に支払っています。カリフォルニアでは飲み物に容器のリサイクル税がかけられるので、実際はゴミ代にもっと多くを支払っていることになります。容器は回収センターに持っていけば、現金化してもらえ、ホームレスの人々の収入源にもなっています。
7月13日(水)IVP Book Club から Renovation of the Church が届きました。Seeker friendly church から Spiritual formation church へと変わっていった教会の記録です。明日からロサンゼルスに出かけますので、飛行機の中で読もうと思っています。
7月14日(木)教団牧師会のためにまたロサンゼルスに出かけました。ほとんどの牧師が夕べからロサンゼルスに出かけていますが、牧師会は午前10時からなので、朝早い飛行機で行けば間に合うので、そうしました。インターネットを介して24時間前にボーディングパスを印刷できるので、きのう朝早くボーデングパスをプリントしましたが、ボーデングの順番はそんなに早くありませんでした。私が使った航空会社には、追加料金を払うと24時間前でなく、36時間前にボーディングパスを手に入れるオプションがあるので、おそらく、その人たちがもっと早い順番を手にしたのだろうと思います。
7月15日(金)今年の総会は審議事項があまりなく、夜の予定はキャンセルされ、早くホテルに帰ることができました。おかげで説教の準備をすることができ、助かりました。
7月16日(土)帰りの飛行機は、いっしょに総会に行った代議員といっしょでした。教会でもらったお弁当を持ち込んで、飛行機待ちの時間にゲートで食べました。空港から家までも送ってもらい、とても助かりました。
7月17日(日)教団の総会で「食事が良かった」というのは、誰しも共通していましたが、私にとって良かったのは、ロサンゼルス教会の礼拝堂でステンドグラスを眺めながら静かに祈ることができたことでした。この礼拝堂はもと、ギリシャ正教会のものだったそうで、母子像やゲツセマネの祈り、そして、昇天のキリストのステンドグラスなどがとてもきれいでした。私は母子像が好きですので、おもにそれを眺めながら、時を過ごせたのは、とても幸いでした。
7月18日(月)ロサンゼルス教会には教団創立者、葛原定市先生の名をとった Kuzuhara Library もあります。これは定市先生の長男千秋先生が保存し、教団に寄贈してくださった先生がたの遺品を中心に、日系人伝道の歴史的資料を集めたものです。ロサンゼルスには大きな日系人歴史のミュージアムもありますが、この小さなライブラリーもとても価値あるものと思います。
7月19日(火)Renovation of the Church を読んで、とても感銘を受けました。同僚の牧師も読みたいといったので、もう三冊注文しました。著者のふたりの牧師が牧会している教会近くのある場所がサクラメントの近くなので、ふたりでその教会を訪問しようかという話になりました。
7月20日(水)来月、祈りのリトリートに参加するのですが、その前に課題図書を読んでおかなくてはなりません。アマゾンでしらべたら、古典の多くが、キンドル版で1ドルで買えることがわかりました。キンドルが50ドル引きでセール中でしたので、そうした古典を、印刷本で買うより安くなるということもあって、思い切ってキンドルを買うことにしました。届くのは一週間後になりますが、今から楽しみにしています。
7月21日(木)アメリカに熱波がやって来ていますが、サンホゼは涼しい夏で、とても過ごしやすい日々です。アメリカは大きな国ですので、各地の気温、気候がものすごく違い、そのバラエティを眺めるだけで、興味深いものがあります。
7月22日(金)きょうは、電話やメールのやりとり、来月の礼拝プログラムの準備など事務的なことが多かった一日でした。デスクワークだけではからだによくないのですが、こうした仕事が以前よりも時間がかかるようになりました。コンピュータの助けがあるのですが、それだけに人々が見栄えの良いものを期待しますので、余計に時間がかかるのかもしれません。ずっと以前の教会では礼拝プログラムすらなく、礼拝堂正面に賛美歌の番号を挿し込むボードがあって、みんながそれに従って礼拝をすすめていました。現代では楽器や音響、映像装置なしには礼拝できないかのような勘違いもあります。
7月23日(土)音響の専門家によれば、音響装置の調節ひとつで、その会場のムードを決定することができるのだそうです。そうしたテクニックはコンサートなどで実際に使われているのですが、大きな教会でも、知らず知らずのうちにそういうテクニックが用いられており、そういう集会に出てなにか満たされた気分になることを "Tech Spirituality" というのだそうです。もちろん教会には、神を礼拝するのにふさわしい雰囲気が必要ですが、もしそれが現代の技術によって人工的に作られたものであるなら、とても怖い気がします。
7月24日(日)このところ、あまり散歩していなかったので、夕食前に歩いて買い物に行きました。家内は野菜の苗を買おうとしたのですが、今はその時期でないのでしょうか、何も売っていませんした。その代わりに種を買いました。カリフォルニアは気候が安定しているので、少々時期はずれでも、種を蒔けば芽を出し、収穫を得ることができます。カリフォルニアが霊的にも、いつ福音の種を蒔いても、常に収穫があるようなところであれば、もっと素晴らしいのだけれど、と思いました。
7月25日(月)クリスチャンストアに行きました。バックドアが閉じられていて、「表からおはいりください」との張り紙がありました。表にまわると、さらに「バックパックや大きなバッグ、ペーパーバッグを持ち込まないでください」との張り紙がありました。それぞれ防犯のためなのでしょうが、クリスチャンストアに来るような人が悪いことをするというのはさみしい限りです。
7月26日(火)今年2月から、礼拝メッセージをコロサイ人への手紙から語ってきました。5〜6月はコロサイ人への手紙からのメッセージを中断していましたが、7月はコロサイ人への手紙3章のはじめまで来ました。5月のサバティカル前半に続いて8月にサバティカルの後半を取るので、コロサイ人への手紙からのメッセージは9月から再開することにしています。
7月27日(水)コロサイ人への手紙は、エペソ人への手紙と同じ時期に書かれたもので、両者とも似たところが多いので、エペソとコロサイは「双子の手紙」と呼ばれています。エペソ人への手紙は短いながら、ローマ人への手紙に匹敵する神学内容があるので、私にとって最も興味ある手紙ですが、コロサイ人への手紙は、エペソ人への手紙よりも、もっと手紙らしく、これも興味をそそられます。エペソ、ピリピ、コロサイの三書簡には、獄中でさらに深められたパウロの信仰体験がよく書き表されているように思います。
7月28日(木)聖書の学びを続け、年齢を重ねることによって、パウロが書いたことから、それを書いたパウロの心へと理解が深められてきたように思います。もちろん、ゴールは、パウロにそれを書かせたキリストの心へと至ることですが、すこしはゴールが鮮明になってきたかと思います。
7月29日(金)アメリカの「バイブルスタディ」の教材には、特定の箇所を分析するだけ、日常生活の教訓を読みとるだけで終わっているものが多くあります。それも必要なことかもしれませんが、聖書を通して語りかけておられる神ご自身に向かうような聖書の読み方を体得していく必要があるように思います。
7月30日(土)クリスチャンストアに行くと聖書が様々な訳で、また、様々な体裁でたくさん並べられています。こんなに沢山の聖書がほんとうに必要なんだろうかと思わされるときがあります。聖書を何冊も持っていても、そこに神の声を聞くのでなければ、聖書が携帯電話などと同じ「ガジェット」のひとつになってしまわないでしょうか。
7月31日(日)きょうは聖餐礼拝。テキストは「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい」(ヨハネ7:37)でした。このみことばは、杯を配るときに朗読しているもので、キリストが十字架という祭壇にご自分を注ぎ出されたことを覚えながら、聖餐を受けました。
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