USA Diary

July, 2012

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7月1日(日)きょうからマウントハーモン修養会。講師を空港から会場までお送りしました。修養会場の駐車場までは行ったことがあるのですが、今回は、荷物があったので、はじめて宿舎の中まで入りました。道は、担当の方に教えていただいて分かったのですが、こんなことなら、会場のキャンパスマップを用意しておけば良かったと思いました。きょうは道路も空いていて、すべてが順調に行き、お役目を果たすことができました。
7月2日(月)IVP Book Club の今回のセレクションはStephen Seamands の "Give Them Christ" でした。この本は、説教が、人々の表面的な必要に答えようとするあまり、どうしたら問題を解決できるかということだけを語り、いつしか、自分を向上させるための手段としてのキリストを宣べ伝えるようになっていないだろうかという問題提起をもって書かれました。そして、キリストの受肉、苦難、復活、昇天、再臨をどう説教するかを論じています。これは、「キリストは死なれ、キリストはよみがえられ、キリストは再びこられる」という「信仰の奥義」の説教であり、説教は、たんに人々に知的満足を与えて「なるほど」と思わせたり、感情的満足を与えて「元気が出ました」と言わせる以上のものであるというのとを、私は常に意識しています。説教が礼拝の一部であり、礼拝がすべてにまさるキリストをあがめるものであるように、説教もまた、そのようなキリストをさししめすものであるようにとの願いを持っています。
7月3日(火)"Give Them Christ" の第一章に「いつでも、どこででも、キリストを語れ。キリストが完全な福音である。キリストの人格、キリストの職務と働きが我々のひとつの偉大な、すべて理解すべき主題である」という、チャールズ・スポージョンのことばがかかげられていました。これは短く言えば「キリストは神のことば」と言うことです。神のことばを語る者は、キリストをさししめす者です。人を楽しませたり、感心してもらったりするだけの説教で満足してはならないと思っています。
7月4日(水)きのう、きょうは、ジェネシス・ジャパンの宇佐神実先生を迎えました。この週は多くの人がお休みで、集会を持っていただくことができなかったのが残念でした。
7月5日(木)頼まれていた原稿をやっと仕上げて、日本に送りました。字数に制限があって、削りに削りましたので、どれだけ内容が伝わったか、心もとないのですが、読んでくださる方のチャレンジになればと願っています。
7月6日(金)きょうは、日曜日の礼拝でメッセージをしてくださる横山幹雄先生をお迎えにいきました。ホームスティ先にお送りする途中、いくつかのところにご案内しました。先生は鳥の写真を撮るのに熱中しておられました。
7月7日(土)午前中は「子育て」のお話、午後は教会役員との懇談会で、教会の理念、ビジョン、方策について、貴重なお話を伺いました。先生は教団の夏期修養会の講師で、主事から夏期修養会のあとできるだけ数多くの奉仕の機会を持ってもらってくださいとの通知が来ていたので、そのようにしたのですが、先生の鳥の写真への熱中ぶりを拝見して、自然の中でゆっくりと過ごしていただけるようにしたほうが良かったのではとも思いました。
7月8日(日)先週は日本からの三人のお客様を迎えました。そのためいつもと違うスケジュールで過ごしましたが、今週は通常のスケジュールに戻れそうです。とは言っても、礼拝堂のリモデルが始まるので、この夏は通常の夏にはならないだろうと思っています。
7月9日(月)教団夏期修養会のメッセージをウェブページにアップロードするのを頼まれました。ついでに、来年の夏期修養会のページも作ってみました。最近は、スマート・フォンでウェブページを見る人が多いので、ページの幅を小さくしてみました。
7月10日(火)家内がドクターに問い合わせたいことがあるので、HMO のウェブにアクセスしたのですが、薬局への注文の他は、予約やドクターへのメールの機能が使えませんでした。一時的なものかと思って、あとでやってみても同じでした。なのに、きょう届いた HMO のハンドブックの表紙には女性ふたりがコンピュータを覗き込んでいる写真があって、そこに "Connected & Empowered — My Doctore Online keeps you in touch with your physicians"(「マイドクター・オンライン」は、あなたとあなたの医師をつなげてくれます)と書かれていました。「表紙に偽りあり」と言いたい気持ちです。
7月11日(水)週1回、6回にわけての初代教会についての学びを、きょうからはじめました。夏の間も学びたいとの希望で行うものですが、「楽しく、インターアクティブ」にやってくださいとのことですので、クイズをやりながら進めることにしました。
7月12日(木)きょうは三名の方々との面談がありました。ものごとは、何もないときには、何もなく、重なるときには重なるものです。きょうの面談はそれぞれに有意義でうれしく思いました。
7月13日(金)火曜日に書いたことと似たことが、きょうもありました。ケーブルTV会社から「8月末にはケーブル信号がデジタル化されるので、コンバーターを注文するように」との案内が来ました。デジタル・テレビがあってもなおコンバーターが必要なのだろうかと思って、そこに書いてあるウェブページにアクセスしましたが「只今準備中」というメッセージしか見られませんでした。このケーブル会社はインターネットのサービスもしているのですから、案内を出す前にウェブページをちゃんと用意しておいて欲しかったと思います。
7月14日(土)きょう、有志の方々たちが教会の日本語図書の整理をしてくれました。本棚が二倍になったので、ずいぶんすっきりしました。かつては図書室があったのですが、今は礼拝堂のうしろのクローゼットの中に本が入っています。多くの人が本を読まなくなったのも理由のひとつでしょうが、人目につかないところなので、利用する人が多くありません。40年前の教会はもっと「学ぶ教会」だったような気がしますし、しっかりした本が出版され読まれていたような気がします。
7月15日(日)7月の第一日曜日は短いお話、第二日曜日はゲストスピーカーでしたので、きょう、ひさしぶりにメッセージをウェブページにアップロードしました。きょうの箇所、マルコ6:7〜13には多くの教えがありましたが、かなり削って、悪霊追放と病気のいやしがキリストの救いによる解放と回復を指し示すものであることに絞ってお話をしました。旧約にある解放と回復のメッセージや、主イエスが弟子たちを派遣したときになぜ金銭などを用意しなくて良いと言われたのか、また、弟子たちの言葉を聞かなかった町では足のちりを払って出て行くように言われたのにはどんな意味があるのか、そんなことはまたいつか話せる機会があればと思いました。
7月16日(月)夏期修養会の主講師のメッセージをウェブページに掲載し、礼拝プログラムにも「ウェブページからダウンロードしてください」と案内しました。けれどもウェブページの見え方が、ウェブ・ブラウザによって違っていたので手直しが必要でした。私は Linux+Thunderbird が標準だと思っていますが、他の人は MAC+Safari、そして多くの人が Windows+IE が標準だと思っていますから、それにも対応しなければいけません。ウェブページの作成も楽な仕事ではありません。
7月17日(火)ある家族と昼食を共にしました。サンノゼ日本町のレストランでした。伝道のことなど話しあえてよいまじわりの時を持ちました。
7月18日(水)夏の聖書クラス、きょうは「初代教会の信仰」について話しました。できるだけ聖書からというので、「使徒信条」のプリントを用意していきませんでしたが、「使徒信条」は初代教会の信仰の要約であるので、クラスが終わってから、「使徒信条」についての質問がありました。次のクラスのときには、日英両語の「使徒信条」を用意していきたいと思っています。
7月19日(木)きょう夜の教会役員会は予定どおり終わり、帰宅後、すこし仕事ができました。私は大変助かりましたが、他の役員の人たちにも、とても良かっただろうと思います。
7月20日(金)コロラドで銃乱射事件がありました。バットマンが上映されていた映画館でのできごとで、犯人は自分をバットマンの宿敵に見立てて、あのようなことをしたのではと推測されています。犯人に映画だけが影響を与えたわけではないでしょうが、バットマンの映画はもう見たくないという人がきっと増えたと思います。
7月21日(土)すごく暑い日になりました。娘は他の人たちといっしょに Great America というテーマ・パークに行きました。「疲れた」と言って帰ってきました。私は、午前中バプテスマ準備クラスをしました。この秋は、他にも入会を希望している人がいるので、複数のクラスのため忙しくなりますが、でも、それはうれしい忙しさです。
7月22日(日)ビザの関係でいったん日本に帰る人がいて、礼拝後、有志が送別の昼食に行きました。私は臨時の集まりがあって、それに加われませんでしたが、家内と娘が参加できてよかったと思います。日本に帰る人たちに願うことは、日本で堅実な教会に属して、引き続き信仰を養ってほしいということです。
7月23日(月)IVP Book Club を他の人に紹介するため、Book Club Digest のオンライン版にアクセスしてみました。"Digest” は毎月郵送されてきて、役に立っているのですが、オンライン版では、それぞれの本の情報をたどるのが便利です。www.ivpress.com/bookclub/ に行き、Book Club Digest Online の ”online" という単語をクリックすると、その月の ”Digest" を読むことができます。
7月24日(火)私が良く読むのは IVP の ”Formatio" というコレクションです。www.ivpress.com ページのメインメニューに "Formatio" というのがありますので、それをクリックすると、およそ90点の本の紹介があり、このコレクションのきれいなカタログも見ることができます。その中に ”Discovering Lectio Divina" という本を見つけました。Lectio Divina の本は何冊も持っているのですが、この本には、スタディガイドがついているので、買ってみることにしました。Amazon でこの本の一部を読むことができ、18ページに Lectio Divina のサマリーが載っています。本箱が一杯なので、キンドル版を選びました。
7月25日(水)夏の聖書クラスは「初代教会に学ぶ」のテーマで続けています。このテーマでは過去に2回、教会でクラスを持ってきました。今回が3回目です。初心の方が多いので、できるだけ興味深くと工夫をしています。
7月26日(木)教会の歴史について教えると、きまって出てくる質問が教派に関するものです。多くの人は、各教派の今ある姿だけを見て、「教派があるのは良くない」とか「教派はどれも同じだ」などといった判断を簡単にしていまいます。私が願うのは、そう判断する前に、歴史の事実をきちんと学んで欲しいということです。
7月27日(金)オリンピックが始まりました。開会式の模様がテレビで午後7時からあるというので、娘がかじりついて観ていました。4時間もかかるので、終わるのは11時です。明日は仕事が休みなので、「観てていいよ」と開会式観覧は娘ひとりに任せました。オリンピックに関心がないわけではありませんが、いつごろかから開会式があまりにもショー化され過ぎたように思い、興味が薄れてしまいました。
7月28日(土)以前、スカイプの設定をしておいたのですが、使う機会がありませんでした。きょう、はじめてそれを使うことになりました。Linux 用のスカイプのソフトウェアもバージョンアップしたものがあったので、それを入れてみました。うまくつながって、スカイプで楽しい会話ができました。
7月29日(日)夏の礼拝は、帰省中の人が多く、人数的には少な目になりますが、そのかわりに日本からや他の町からの人々が見えたりして、それもうれしいことです。まだクリスチャンではなくても、信仰を求め、続けて礼拝に出席している人たちを見ると、とても励まさます。
7月30日(月)まだ時期が早いようですが、今から「アドベントの黙想」の準備をしています。まずはアドベントの聖書箇所の一覧をつくる作業からはじめています。教会暦にそった黙想の手引きがあまりないので、非力ですが、他のデボーションの手引きに物足りなさを感じている人たちの役に立てばと、このプロジェクトに取り組んでいます。
7月31日(火)連日、オリンピックのニュースが報道されています。いろんな不手際があるようですし、アメリカ選手のユニフォームが中国製なのはけしからんなどという意見も飛び交っています。いろんなことがあったとしても、オリンピックが平和の祭典であって欲しいし、メダル争いや国威発揚の場でなく、各国の選手たちの友情の場になってほしいと願っています。
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