USA Diary

June, 2012

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6月1日(金)帰国後、オフイスに戻りました。椅子に座っていると、ついコックリと睡魔に襲われます。普段そういうことがないので、やはり私の体内時計がまだ十分に調整されていないのだなと感じました。それでも、礼拝プログラムや連鎖祈祷の分担表、祈りの課題、年度報告書の校正など、今日中にしておかなければならないことを済ませることができました。
6月2日(土)帰国早々、教会員のひとりが亡くなりました。元気でエクササイズに出かけたのですが、その最中に急に倒れました。ハートアタックでした。あまりに突然のことなので、ご家族もまだその現実を受けとめられない状態で、救急病院のファミリールームに置かれたご遺体の前で悲しんでおられました。神さまがその悲しみをいやしてくださるよう、祈って帰宅しました。
6月3日(日)きょうの礼拝で、この夏、新潟県柏崎市の「聖ケ丘バイブルキャンプ」と被災地援助に出かける「柏崎ミッション・チーム」のあかしがありました。私が手配したわけではありませんが、サンタクララ教会が不思議な形で、かつて私も奉仕した「聖ケ丘」で奉仕するようになったのは、うれしいことです。カリフォルニアから行く人たちにとって、新潟の夏はずいぶん蒸し暑いことだろうと思います。健康が守られるよう祈ります。
6月4日(月)きのう、亡くなられた方について、ある人が「あんなふうにポックリと逝きたい」と言ったので、「それでは、遺された家族がかわいそうです。私なら、せめて数日の猶予をもらって、お詫びや感謝を言い表わして、お別れをする時間が欲しい」と、自分の正直な気持ちを話しました。長い入院生活で家族に迷惑をかけたくない、長く苦しみたくないという気持ちは分かりますが、私は、悔い改めて神の前に出る備えをしたいと願っています。私に「ポックリと逝きたい」と話した人は、いつでも神の前に出る用意があるのかもしれません。
6月5日(火)年度報告の校正をしているうちに、文書ファイルの内容が消えてしまいました。さいわい、PDF 版が残っていましたので、そこから、文書ファイルを作りなおしたため、完成させるまで、随分時間がかかってしまいました。でも、なんとか年度報告を完成させることができ、ほっとしています。
6月6日(水)来週から水曜聖書クラスは夏休み。最後のクラスに出席したふたりと、どういうわけか、バプテスマの話になりました。イエス・キリストを信じて、バプテスマを受ける人がこのクラスから起こってほしいと願い、祈っています。
6月7日(木)先月は第四木曜日が日本行きの飛行機の中で、近隣教会の祈り会に行けませんでした。今月も、第四木曜日が夏期修養会ですので、きょう、そちらに出席し、日本での祝福を報告し、土曜日の葬儀のために祈ってもらいました。いつも、駐車場をみつけるのが大変なのですが、親切な人が、「私の車が出ます。次どうぞ」と合図してくれ、満車の駐車場でも車を停めることができました。
6月8日(金)葬儀のプログラムを作っていて、やたらミス・スペリングが多いので、おかしいと思ったら、どういうわけかスペリング機能が働いていませんでした。変更につぐ変更で、version 6 までになり、final をまた変更して、やっと印刷にこぎつけました。
6月9日(土)きょう午前中は、年度報告の製本作業だったのですが、日本語部からの三人しか奉仕者がなく、予定よりもうんと時間がかかってしまいました。私は、葬儀の準備があるので、最後まで出来ず、残りを任せてきましたが、残った人たちは少人数にもかかわらず、最後まできちんとした仕事をし、230部を完成させてくれました。葬儀のほうは大勢の奉仕者により、予定よりも多い参列者でしたが、無事に終えることができました。
6月10日(日)昨日の葬儀のために、ある人がとても素敵な祭壇の花を生けてくれました。葬儀に贈られた花も講壇の側に飾られ、とてもきれいでした。でも、花の香りが強く、話すのを少しつらく感じました。会衆席でも、きょうは、目や鼻を拭っている人が多く、花粉のせいだろうかと思いました。説教に感動して涙しているわけではありませんでした。
6月11日(月)家内の詩集を作っています。以前からあったものですが、少し追加をし、読みやすく体裁を整え、目次もつけたいと思っています。私の持っているソフトウェアだけではページの余白や綴代などうまく調整できないので、限界がありますが、なんとか仕上がりそうです。PDF 変換を使ってブックレット形式する方法は、われながら名案だと思っています。
6月12日(火)スタッフ会のあと、同僚の牧師と Cal-Mex のレストランに食事に行きました。ここは Today's Special の見本が展示されているので、実物を見て注文できるので、私は気にいっています。量も適量で、オーガニックのものはとても味が良いです。オーガニックとそうでないものは、スプリング・ウォーターと水道水ぐらいの味の違いがあります。たぶん、栄養分も違うのでしょう。
6月13日(水)IVP Book Club の "DIGEST" が届きました。ダラス・ウィラードの "Hearing God" と、その DVD 教材が紹介されていました。どんな内容か手にとってみたいと思いました。他にもオーソドックス教会のキリスト論 "The Eternal Generation of the Son" やアルミニアン神学についての "Arminian Theology" など読んでみたい本が数多く紹介されていました。
6月14日(木)J・P・モーガン・チェイス銀行の首脳が同社の巨額損失について議会で証言をしました。この銀行には私の退職金が積立てられているのですこし心配です。アメリカは相変わらず失業率が高く、ヨーロッパも大変な状態で、世界の経済は混乱していますが、混乱しているのは、経済だけでないように思います。私たちの心のあり方や生活の様式を見直さないかぎり、この混乱は収まらないでしょう。
6月15日(金)きょう先週亡くなられた方の納骨を済ませました。納骨堂の故人の場所にはまだプレートがありません。係の方に尋ねたら2ヶ月はかかるとのことでした。でも、場所を覚えましたので、その期間でも、墓地に来ることがあれば、ここを訪ねたいと思っています。
6月16日(土)USA TODAY の「癌を防ぐ食べ物」特集を読みました。コーヒーは多めに飲んでも良いが、ワインなど酒類は一日に男性はグラス2杯、女性は1杯までにするようにとありました。大豆が良いからといってイソフラボンのサプリメントを摂らないように、ビタミンEも大量に摂らないように、Omega-6 を避け、Omega-3 を摂るようにとのことでした。ウォールナットと一緒に摂ると良いともありました。毎日えんどう豆1カップ分の食物繊維をとるようにとも書かれていました。興味深かったのは、背の高い人は癌になりやすく、背の低い人は心臓病になりやすいということでした。癌だけでなく、健康に良い食べ物としてパセリ、生姜、レモン、ターメリック、オリブ油、レッドペッパー、ヨーグルト、シナモン、豆腐などが上げられていました。この雑誌から特に新しい情報は得られませんでしたが、かつてはビタミンEが若返りに効果があるなどと言われていたのに、今では大量の摂取が前立腺癌の危険を高めるとありました。医学上のリサーチもときどき相反する結果を出すことがあります。万能薬などないのですから、何事も偏らないことがいちばんいいのだと思います。
6月17日(日)ニューヨークでは16オンス以上の糖分の多く含まれた飲み物の販売が禁止されるとか…。16オンスというと、アルミ缶一本よりも多く、ペットボトルよりもすこし少なく、ファスト・フード店のラージ・カップぐらいの分量です。規制のやり過ぎだという批判も多いのですが、アメリカでも食べ物に気をつける時代になったことのあらわれだと思います。
6月18日(月)「忙中有閑」で、久しぶりにサムライ・ムービーを観ました。滝口康彦の小説『異聞浪人記』を原作とする「一命」でした。これは40年前の1962年に「切腹」として映画化されていましたが、私は見たかどうか記憶にありません。病気の妻子を救うため狂言切腹によって金銭を得ようとした主人公が、無理矢理切腹させられ、義父がその復讐のため、同じ屋敷に狂言切腹に来るというストーリで、たいへん悲しい結末で終わります。体制の中で命運に見放された人々の苦しみと悲しみが良く描かれた作品だと思いました。
6月19日(火)教会の旧約クラスでは詩篇を黙想しています。先週第7篇まで進んだのですが、私の書いた黙想を第5篇までしか渡していませんdした。すでに詩篇25篇まで作ってあったので、忘れないうちに、きょう印刷しておきました。26篇からの黙想もすこしづつ書いていきたいと思っています。
6月20日(水)アメリカのカレンダーではきょうが夏至、夏のはじまりの日です。英語では "summer solstice" とか "midsummer" とか言います。天文学的にいえば、太陽が北回帰線に来て、昼の長さがいちばん長くなる日です。逆に冬至は太陽が南回帰線までさがり、昼の時間がいちばん短くなります。春分("vernal equinox")や秋分("vernal equinox")は昼の時間と夜の時間が同じになります。これは地軸と公転軸との角度が23.4度であることから来るものです。この傾きがどうして起こったのか、諸説がありますが、この傾きのお陰で地球に四季があり、豊かな自然が保たれていることだけは確かです。私は、地球を人間のすみかとしてお与えになった神のいつしみをそこに見ています。
6月21日(木)来週の夏期修養会で「ジーザス・プレーヤー」の分科会を担当するので、そのために用意してあった教材をプリントしました。分科会の出席人数40名分を作ってから、もういちど読み返したら、よく注意したはずですが、2箇所だけ校正もれがありました。校正は自分でやると、かならずもれがあります。気軽にお願いできる人が欲しいなぁと思います。
6月22日(金)きょう VBS が終わりました。こどもたちは5日間元気で走りまわっていましたが、スタッフのほうは疲れた表情で後片付けをしていました。私たちの教会で作った飾りは、このあと同じ教材で VBS をする教会に引き取られていきました。とても良くできていたので、日本語部のこども祝福礼拝でも使えたらと思いましたが、それはかないませんでした。
6月23日(土)一時暑かったのも、落ち着いて、このところ、過ごしやすい日となっています。それでも、アメリカ人は冷房をガンガンかけるので、からだの調子が狂ってしまうことがあります。教会には、病気の方、高齢の方が多いので、その健康が案じられます。
6月24日(日)教会の祈り会で毎週ひとつづつ、全部で52の暗誦聖句をしています。暗誦することによって、聖書のことばのひとつひとつに注意が行き、黙想への備えができます。暗誦聖句はこどもだけがするものでも、機械的に頭に叩き込むものでもなく、おとなが、みことばをより深く味わうためにするものでもあることを、体験的に知ることができました。Christian Books のカタログに "100 Bible Verses Everyone Should Know by Heart" という本が載っていました。この本でどんな聖句が選ばれているか、興味があります。
6月25日(月)教会での暗誦聖句は「新改訳聖書・第二版」でしていますが、教会では口語訳を使っている人、新共同訳の人、さらに新改訳・第三版の人と、違った訳が混在しているので、暗誦聖句のときには困ります。日本聖書協会は新共同訳の次に標準訳を、日本聖書刊行会は新改訳・第四版を準備中と聞きます。いろんな訳があるのは、聖書研究には良いのですが、交読文や暗誦聖句などには困ることがあります。聖書は、聖書研究のためだけに訳されるべきものではなく、教会の礼拝で朗読され、交読されたり、歌われたりするものですから、2〜3世代にわたって使うことのできる翻訳が欲しいと願っています。
6月26日(火)今週はロサンゼルスに出かけるので、7月1日以降のさまざまな準備をしました。いつも1〜2週間や1〜2ヶ月先のことを考えながら仕事をしているので、「きょうは何日だったっけ」と分からなくなることがあります。ためこんで一気にやる必要のある仕事もあるでしょうが、できれば、毎日ひとつづつ、こなしていけたら、いちばん良いと思っています。
6月27日(水)きょうから夏期修養会。教会からは車で出かけた人も大勢いましたが、私は他3名の方と同じ飛行機でロサンゼルスに飛びました。会場に着くと、みなさんが「車じゃなかったんですか」と聞くものですから、「自家用飛行機で来ました」と冗談で答えておきました。
6月28日(木)夏期修養会でもうひとつ聞かれたのは、「奥さんは来ていないのですか」という質問でした。娘の休みがとれなかったので、今回は休みましたが、どこに行っても、私よりも家内に会いたがっている人のほうが多いのを発見します。教会の集まりはどうしても女性の占める比率が高いので、女性は女性同士で話したいと思うのでしょう。
6月29日(金)同じ神学校の卒業生と修養会でばったり出会いました。神学校の先生がたの顔は覚えていても、私の知っている卒業生は、誰も60代以上の方ばかりですから、顔を見ただけではまったく、名前が出てきませんでした。しかし、話しているうちに、神学校で培われた同じスピリットを感じ、うれしく思いました。
6月30日(土)ロサンゼルスからの帰りは、別の3人の方と同じ飛行機になりました。そのうちのひとりが車を空港に置いてきたので、それに乗せてもらって家に帰ってきました。彼はロサンゼルスの交通渋滞とロサンゼルス空港の混雑に閉口していたので、ゆったり、のんびりしたサンノゼに戻ってきてとてもハッピーな様子でした。
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